地球の皆様、あけましておめでとうございます。
ネット社会において、ブログはもう一世代も二世代も前のツールという感じがしないでもない時代になってきましたが、いいんです。だからこそブログを書くのです。今年からは。ちゃんと。
今久しぶりにログインしてみると、去年は1本も書いていませんでした。なんとまあ。それでも他のことを一生懸命やってたってことならいいんですけど、ブログも書かずになにやってたのか。
いや実はですね、去年は、個人的には久しぶりに公私共に散々とも言えるような年でした。と言っても地獄見たってほどことでもないんですが、株価急落みたいな。実際のところ、ここ数年は右肩上がりにジリ高で、月足で見てもふわふわと、数年に渡る穏やかな日々を謳歌してこれてたんです。
そこからの急落。あんな急落は10年ぶりくらいでしょうか。ストーンと。
好事魔多し。
しかしまあ確実に冷水は浴びせられましたね。今はなんとか半値八掛けというところからは反転してきて、急落前から7割水準くらいまでは回復してきた感じでしょうか。しゃきっと目が醒めたという心持ちです。
冷や水程度で済んで良かったですし、ここらで程よい冷や水を浴びず来ていたら、どこかでもっと痛い目を見ていたでしょうから、不幸中の幸いというか、逆に良かったとも、今では思います。
一方で、事が冷や水程度で済んだというのも、ここ10年15年やってきたことの裏返しと言いますか、積み上げてきた実績というか、築いてきた信用というか、磨き上げてきた回避スキルと言うか、20代、30代辺りの若造らしからぬこの切り返しの巧みさに、我ながら自身の着実な成長を感じたのは自画自賛です。
ちょうど夏頃、セリクラ的な最安値を付けたあと、後半にかけてなんとか収拾し、明るい展望が見えてきたところで年度を終えることができました。トントンよりちょいマイナスという感じ。
ビザインを始めたのが35歳で今51歳。来月で丸16年を終えて17期目に入ります。これまでやはり、なんとはなしに、仕事と完全に関係のないプライベートなことにお金や時間を使うことに、罪悪感とまでは行かなくとも、なにか怠けているような、そんなことやってる余裕あんのかよ的な、そこはかとない後ろめたさのようなものを感じてたんです。これは自腹で商売されてる方なら、共感していただけるんじゃないでしょうか。
この16年間で完全なプライベートな旅と言えば、例の、2017年にメルボルンに一泊三日で蜻蛉返りしてきた、SFC修行を兼ねたあの「聖地巡礼」1回切り。まー旅行について言えば、特に我慢をしてきたというよりかは、「仕事」で毎年あちこち行っていたと言うか、他に敢えて行きたくなる機会がなかったとも言えるのですが、そんな僕ですが今、人生の後半に向けて、年寄りになってもできそうな、いくつかの趣味を始めようかと、いろいろと画策しているところです。
一つがドイツ語、もしくはドイツ語とフランス語。
これは10年もドイツの会社と商売やってきて、ドイツ語くらい喋れるようにはなりたいな、と今更ながら思っているからですが、むしろ今までなんでやってこなかったのか。
ある程度英語が話せるようになると、もう1つ話せる人って、すんごくかっこよく見えるんですよね。というよりも、英語が世界語化してしまったせいで、「英語は喋れて当たり前」になってしまいましたので、別にすごくもかっこよくもなくなっちゃったんですよね。
もちろん仕事上は英語が話せれば特に不都合はないんですが、今は世界中、どこの展示会でも、ドイツ人でも中国人でも、メキシコ人でも何人でも英語でほぼ話が通じますからね。ZACKの人間も全員英語が堪能です。
そんな中で、現地語が話せるってプラスアルファ、信頼を得やすいというか、親しみやすいのは間違いありません。出張などで町を歩けば、そりゃ英語通じないこともありますしね。なのでドイツ語、もしくはドイツ語とフラ語。もう少し足を伸ばしてイタ語もいいなあ、なんて。
今から同じ労力を使うのに、例えば英語のボキャブラリーを1900増やすのと、新たにドイツ語の単語を1900覚えるのと、どっちがいいかというと正直微妙なところではありますが、ここは敢えて、新しい言語に行ってみようと思ったわけです。
英語圏に住んでるわけではないですし、国際英語って実はそれほど深いところまでのボキャブラリーを必要としないんですよね。業種業界が変われば結局また1から覚えないといけないですし、そもそも相手もそれほど深いところまで知りませんしね。英語のここから先は、翻訳AIの発展に期待することにします。
もう一つが武道。合気道を考えてます。
10年くらい前に、近所に合気道と杖道という看板掲げている道場がありまして、見学に行ったことがあるんですが、なにやら合気道の先生が独立したとかで、既に合気道はやっていなかったらしく、杖???という感じでその時はちょっと見学して終わったことがあったんですが、最近、その合気道の先生が、近所でやられてることを知ったのです。
他の武道に比べるとおじいちゃんになってもやれそうですしね。笑
最後が仏教、というかインド哲学。
2017年に香港で例のインド人に出会ってから、ずっと追い求めてきた答えの欠片がそこにはありそうな気がしています。具体的には、中村元という知の巨人がいる(いた)んですが、その名を冠した「中村元東方学院」という学校(団体?)がありまして、そこに入会してみようと思っているところです。
この話は長くなるので端折りますが、最近、量子力学や宇宙論の進展で、この世界の成り立ちや仕組みに対して、新たな理解が生まれてきているわけですが、2500年前のインドに実在した釈尊という人間が、本当はなにを見たのかを知りたい。
ああ、あと書道も続けます。
立派な字をかけるじいさんになりたい。
本当は楽器もなにかやりたいんだよな。
ピアノとかギターとか。
どれも今から20年くらいやれば、それなりには物になっていることでしょう。
ドイツ語が話せて、印哲に詳しい、合気道五段の、ギターが弾けて、立派な字を書く70のじいさんとか、かっこいくないっすか。笑
なんか急に趣味に目覚めちゃった感じの年明けですが、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。